保険証とは

健康保険組合に加入すると、その証明書として「健康保険被保険者証(保険証という)」が交付されます。

POINT
  • 保険証を忘れずに病院の窓口に提出して治療を受けてください。
  • 保険証をなくしたり、記載事項に変更があったときは、すみやかに健康保険組合に届け出てください。

医師にかかるとき、保険証を病院の窓口に提出すると、自己負担分のみの支払いで必要な治療が受けられます。

保険証の取り扱いについて

保険証の記載事項を勝手に直したり(住所欄は別)、他人に貸したりすることは禁止されています。また、保険証は身分証明書の役割をする大切なものですから、保管には十分気をつけてください。しまい忘れたり、病院に預けたままにしないようにしてください。

保険証をなくしたり、記載事項に変更があったときは、すみやかに健康保険組合に届け出てください。

参考リンク
参考リンク

こんなことにご注意ください

被保険者(被扶養者)の資格を喪失したときは5日以内に保険証を返却してください。
書類や保険証は必ず各事業所の健康保険担当者を通して提出してください。
任意継続被保険者の方は直接、健保組合へ返却してください。

資格喪失後の受診後による医療費の返還について(不当利得返還請求)

資格喪失後の受診とは

資格がなくなった(喪失)にもかかわらず、当健保の保険証を使用して医療機関等を受診した場合は、医療機関等へかかった医療費の給付分を支払うことになります。これは、資格を喪失したにもかかわらず、当健保の給付を受けていることから、不当利得にあたります。

不当利得の例

  • 就職して他社健保の適用となったが、保険証の交付が遅れたため当健保の保険証を使用してしまった。
  • 扶養基準範囲を超える収入があったが、資格喪失の申請をしておらず、当健保の保険証を使用してしまった。
  • 国民健康保険にさかのぼって加入した(さかのぼりの期間は、資格喪失後の受診と同一になります)。

医療費の返還とは

当健保に加入している人が医療機関等を受診する際は、窓口で保険証を提示すると窓口での負担は3割(一部2割または1割)となり、残りの7割(一部8割または9割)は、当健保から医療費の給付分として、医療機関等へ支払われます。このため、資格喪失後の受診により不当利得の該当となった場合は、医療機関等へかかった医療費の給付分7割(一部8割または9割)を返還していただくことになります。

返還方法

該当となった人には当健保から「医療費の精算通知書」が送付されます。指定期限までに納付してください。振込手数料は、被保険者負担となります。通知は当健保の資格喪失手続き後、概ね3ヵ月後にお送りしますが、医療機関からの請求時期により遅れる場合があります。

新たに加入した健保組合に請求するには

医療費の返還後、健康保険組合へご連絡ください。後日、領収書と「診療報酬明細書(レセプト)の写し」を送付します。新たに加入した健保組合に申請すると、療養費として払い戻しを受けることができます。申請に必要な書類については、事前に新たに加入した健保組合へご確認ください。

保険証は正しく使いましょう

当健保の資格を喪失する場合、保険証を速やかに返却しましょう。また、保険証が変更となる場合は、医療機関にその旨をお申し出ください。

臓器提供に関する意思表示

臓器の移植に関する法律の改正に伴い、保険証の裏面に「臓器提供に関する意思表示欄」を設けています。臓器提供についての詳細は、日本臓器移植ネットワークのホームページをご覧ください。

70歳以上の加入者には「高齢受給者証」が交付されます

70歳以上75歳未満の高齢者は、医療機関で負担する医療費の割合が所得に応じて異なるため、自己負担する割合が記載された「高齢受給者証」が交付されます。 医療機関で受診する際には、「高齢受給者証」と保険証を提出してください。(高齢受給者証の提出により、病院窓口での支払いは自己負担限度額までとなりますが、限度額適用認定証が必要になる場合もありますのでご注意ください)

なお、一部負担割合が変更されたときは、高齢受給者証も変更となります。

参考リンク

こんなことにご注意ください

「現役並みⅡ」・「現役並みⅠ」の区分に該当する方は、病院窓口での支払いを自己負担限度額までとしたい場合、限度額適用認定証の提出が必要となります。医療費が高額になると見込まれる場合は、事前に当健康保険組合へ認定証の交付を申請してください。

マイナンバーカードの保険証利用について

マイナンバーカードのICチップまたは保険証の記号番号等により、オンラインで資格情報の確認ができるオンライン資格確認が導入されています。オンライン資格確認を導入している医療機関等ではマイナンバーカードを保険証として利用できます。(マイナポータル等での事前登録が必要)
詳しくはこちらをご参照ください。

参考リンク

こんなことにご注意ください

初めてマイナ保険証を利用する場合や、転職等により新しい保険証が交付された場合等は、念のため、マイナンバーカードとあわせて保険証を持参していただきますようお願いいたします。

オンライン資格確認の導入に伴い保険証が変わりました

オンライン資格確認の導入に伴い、保険証の記号・番号に個人を識別するための枝番(2桁の番号)が追加され、個人単位となりました。
新規発行される保険証の記号・番号にはすべて枝番が記載されますが、枝番がない保険証でも、そのまま使用できます。

保険証 見本